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演劇などを見て、

「50円で海外旅行をする方法」
というラジオCM が流れていたのは1970年初頭の事だった。
その後に続く言葉は、
「40円でアルバイト情報(誌) を買い、アルバイトを選んで10円で電話をかける」
そこで稼いで海外旅行に行こう、というもの。
ナイスなCM だった。

それまでの時代は、アルバイトをする学生を「苦学生」という
なんともカタ苦しい表現があったが、
70年代以降は、学生アルバイトは、すっかりとイメージを変えた。

アルバイトを紹介する雑誌は、学生の必須アイテムとなり、
さしあたって必要がなくても手にしているものだった。
いしいひさいち氏の出世作『Oh!バイト君』は、
その一つ「アルバイト情報」誌に掲載され、
ドジなバイト生を描いた4コマ漫画は、格段に面白かった。

それまでイデオロギーに縛られていた学生を
自由な世界へと駆り立て、
アルバイト代が、若者文化のよき軍資金になった。

軍資金の使途は、
地下映画劇場で3本立て300円程度の映画を見たり、
ジャズ喫茶でタバコをくゆらし、
ワザワザ出掛けて、サブカルチャーの演劇などを見て、
呑みながら議論する。

そんな”サブカルチャー”のイベントを知らせる情報誌の一つが
「プレイガイドジャーナル」誌であった。
発行が1971年。版型がB6判サイズのいわゆるミニコミ紙。
書店で手に入れるというより、
映画館の入り口やジャズ喫茶などに置かれていて、手作り感が一杯だった。

そんな情報誌だったが『ぴあ』などに押され、いつの間にか見なくなった。

この「プレイガイドジャーナル」誌は、
「日本で最初の情報誌」ともいわれたが、モデルは、
パリの情報誌「パリスコープ(Pariscope)」だったようだ。
パリではよく知られた存在。こちらもその版型はB6判。



パリスコープは、ウェブに変わったが、
様々なカルチャーを紹介する貴重なページとして存在している。


さすがに、その頃は「50円で海外旅行」は出来なかったが、
今は夢ではなく、海外旅行は簡単に行く事が出来る時代になった。

あれから、
時代は大きく変わって行った、、。

詩卷長留天地,人往千秋酒不空
幸福是心靈的感覺
像是故人來
一場雨過後的感想
來自夏天的約會
做最幸福的女人
寫給我這17年的青春
生命中的過客
歲月過後的記憶
回想起以前
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